昨年から「ひばりカフェ」というのを始めています。在園児の保護者・ご家庭と幼稚園との間に良い空気が流れ、安心感と信頼感でつながる幼稚園になりたいと考えてのことです。もちろん、今がそうじゃないという訳ではありません。常にこういう努力を続けて行くことが大切なのだと思っています。
昨年は6月初めの自由参観の週にお茶を飲みながらのフリートークとし、園長と保育主任がそれぞれのお話の輪に入りました。毎日10人前後の方が集まってくださり、園の保育の中身や家庭での子育て、小学校に向けての準備などについて気楽に話し合いました。また7月は昨年・今年と続けて、雲雀丘学園中高等学校の教頭を務める大森先生を招き、「子どもの可能性を如何に伸ばすか」というテーマで、自身の長年にわたる教職経験、特に進路指導部長として多くの生徒と向き合って学ばれたことを事例にしてお話しいただきました。そのあとはお茶とお菓子を楽しみながらの自由トークタイムです。昨年は少し緊張気味の会でしたが、今年の会はたいへんリラックスした会になりました。お母さま同士の情報・意見交換も活発、大森先生との話がたのしく為になり閉会後も話の輪が解けませんでした。何回かこうしたことを続けて来て良かったな、これからもぜひ続けて行こうと改めて感じました。どんな雰囲気か?写真で分かって頂けるでしょうか。
大森先生曰く
「チャレンジ、忍耐、感謝の心が可能性を広げる。やる気があれば(やる気を育てれば)可能性は広がる」
しかし「やる気を出させない、失わせる接し方をやってしまいがち。それというのは
①結果だけを見て判断する(決めつける)。子どもの努力を見ない。
②親の価値観で、成功させるため何から何まで手伝う。(失敗させないように先回りしてしまう。失敗しては可哀そう)
③子どもが認めてほしい時、甘えたい時、喜びたい時に冷笑する。(そんなことやってないで!早くしなさい!)
とのこと
こどもにはいろいろな経験・体験の機会を用意し、親はよーくこどもを見て、何か一つピカッと光るものから自信につなげていきましょう。子育てにもう手遅れはない。いつでもここからスタート!教師も肝に銘じたいことが山盛りでした。
秋には関西学院大学名誉教授の武田建先生を招き、「やる気を育てる子育てコーチング」親子で楽しむ「お約束表」の作り方というテーマで2週連続ワークショップを企画しています。お楽しみに!