雲雀丘学園の初代理事長・鳥井信治郎は「親孝行な人はどんなことでもりっぱにできます」が口ぐせでした。その思いを受け継ぎ、私たちは今も親を大切に思い、敬う心を育む人間教育を第一としています。そして、人間教育のひとつとして、「挨拶」の重要性を子どもたちに伝え、その実践につとめています。園内にはいつも、子どもたちの元気なあいさつの声が響いています。「おはようございます」「ありがとうございました」「さようなら」。元気なあいさつを通して心を通わせながら、子どもたちの豊かな心が育まれることを願っています。
幼児期から日本の伝統文化に親しむことで、豊かな心と感性を育むことに力を入れています。一方でグローバル化を見据え、小学校から始まる英語教育につながる英語レッスンも強化しています。
園内にある告天舎という茶室で月1回程度、お茶のおけいこを行います。年中・年長の2年間日本の伝統文化を通じて礼儀や作法を学び、おもてなしの心を身につけます。卒園するときには「卒園記念茶会」も開き、保護者の方々に園児たちがお点前を披露します。
楽しく遊び感覚で、心や知性を磨くユニークなプログラムを取り入れ、子どもたちの将来につながる基礎力をしっかりと養っていきます。
瞑想は心身の姿勢を正しくし、自己コントロールする力を育みます。日々の積み重ねが大切です。ゆたかな土壌づくりがあってこそ、根が深く張り、青々とした強い芽がすくすくと育ちます。
毎日の体育遊びを通して脳や全身の機能器官を育みます。体力や技能の向上のみを追いかけることなく、人間教育につながる体育遊びを行います。仲間との社会性や共感性、自ら熱中する力、困難に対応し乗り越えられる逞しさと危険を回避できる力が備わってきます。
クラス担任の歌やピアノの指導とは別に、音楽の専門家を招き、月1回程度、音楽のレッスンを開いています。歌やリズム、さまざまな楽器を通して自己表現する喜びを感じたり、友達と一緒に活動しながら、音楽の楽しさを体で感じてもらうための時間です。
季節ごとに移ろう園庭で、専門の先生を招き植物や生き物についてあそびながら学びます。年長児は、園内にある田んぼでしろかき、稲刈り、もみすりなど自ら経験し、自分たちで育てたお米をおにぎりにしていただきます。