孝道を人間の根本義と考え、社会のために尽くす精神を最も尊重し、よりよい社会、国家を生み出すべく、心を素直に持ち、すべてに感謝の念を捧げ、健康な体力とたくましい実践力を持つ強い人間を創ることを念願としています。
山の懐にいだかれた雲雀丘の地は、澄み切った空気と豊かな緑に包まれ、幼児教育にとって最高の環境です。本園はこの恵まれた環境に立地し、昭和25年の創立以来現在に至るまで、人間性を育てる「孝道」「親孝行」を大切にしてきています。初代理事長・鳥井信治郎は「親孝行な人はどんなことでもりっぱにできます。」が口ぐせでした。親は子の成長を願い、子は親に感謝し尊敬するという、人としての自然なこころ、これが基本となり、家庭の和につながり、社会のために尽くす気持ちが湧き出ると考えています。
私たちはこんな子どもの実現を目指しています。
家族の方からの愛情を一身に受け育ってきた子どもたちにとって、はじめての集団生活の場になる「ようちえん」。まずは、不安なく過ごせるよう愛情いっぱいに、丸ごと受け止めます。そして「ようちえん」の中で、子どもたちに何を感じ、こころの肥やしにしてほしいかを考え、常に寄り添っていきたいと思っております。
子どもは、自ら学び成長していく存在です。遊びのなかでの子どもの小さなつぶやきを見過ごさず、子ども自身が興味を持ち、自発的にやりたいことを応援していきたいと思っています。いきいきした表現には、いきいきした体験が必要です。子どもたちの「感じる」を大切にし、自然豊かなこの「雲雀丘学園ようちえん」で「あかるく」「やさしく」「たくましく」の教育理念のもと、ともに育ちあいましょう。