雲雀丘学園では、10月1日を「親孝行の日」と設定して取り組んでいます。
幼稚園児に「親孝行」という言葉は難しいのですが、それぞれの年齢の子どもたちにわかりやすいようにかみ砕いて話をしています。
「親孝行」とは、自分のお父さん・お母さんが喜ぶことをしてあげること。
(もちろん、子どもたち自身が笑顔・元気でいることが何よりの親孝行とも話しています!!)
みんなのためにご家族がしてくれていること。みんなは、いつもどんなことをしてもらっているのか?ご家族がいつも何をしてくれているのか??
年少組での取り組みは、自身の顔付きの「お手伝い券」をご家族に、年中組・年長組では、みんながご家族にしてあげたいことを絵にしてプレゼントにしました。
子どもたちに「ご家族が喜ぶことって、何かな?」と聞くとと「大好きって言ってあげる」「マッサージしてあげる」「ぎゅーってしてあげる」「遊んであげる」と、子どもたちなりに考えて、色々と出てきます。
面白いなって思うのは、「遊んであげる!」という発想。実は、大人ではなく、子どもの方が大人と遊んでくれているのか…・(笑)
また、「どんなことをしてあげたら、ご家族が喜んでくれるかな?」には、「料理をしてあげる」「洗濯物をたたむ」「ありがとう!って言ってあげる。」「庭の草抜きをする」「弟の面倒を見てあげる」など、どんなことをいつもご家族がしてくれてるのかを子どもたちなりにちゃんと見ているんですよね。
「子どもは親の背中を見て育つ」と言われています。
子どもは親の「言うこと」は全然聞かないけど(笑)、親の「やること」はしっかり真似するようになる・・・
口で言うこと(意識的なこと)よりも、行動(無意識的なこと)の方が大切だよと言ってるんだと思うと奥深いですよね。
いつも「見られている」と思うと、なんだか背筋がピンと伸びませんか?
「言葉遣い」については、園でもドキッとすることがあります。
担任だった頃、子どもたちの会話で、「え?私が2人いる!?」と思うぐらい話方も抑揚も同じで・・・ということがよくあり、自身の言葉選びなど気をつけなくては。。。と思ったことがあります。
もちろん、家族ごっこでは、ご家族の様子がリアル!に再現されています。話し方はもちろん、リアルな会話に思わず吹き出してしまうことも。。。。
ほんと、見られてますよ(笑)
以前、この活動を通し、自分自身の親(子どもたちからはおじいちゃん・おばあちゃん)にも親孝行をしたい!と思えるきっかけをいただきました!と言われました。
この機会にぜひ、ご家族で「親孝行」について考えてみてくださいね。
また、たくさんの楽しいエピソードが聞けることを楽しみにしています。