園での生活を見てみよう!

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園長だより「チャレンジ精神って!?」

いよいよ、今年度も残り10日を切りました。

かいじゅう公園プロジェクトを立ち上げて、6年目が過ぎようとしており、あそび場作りに特化してからは、ちょうど3年目になります。

 令和5年度より、「チャレンジできるあそび場を!」ということでブランコ4基を作り、今年は、ひばり丸とひばりタワーを作りました。

ひばり丸は1階の甲板は誰でも行き来できるのですが、2階に関しては階段がないため自力でのぼらないと上がれません。自力と言ってもなかなかの高さゆえ、簡単には上がれません。そのため、ひばりタワーを作成し、段階を踏んでの挑戦としましたが、実際のところは・・・・子どもたちが考案したのぼり方がひばり丸とひばりタワーとは違う形となりました。

「子どもの発想は大人の発想の想定外!」とは思ってはいましたが、まさに・・・。

ひばり丸にどうやってのぼるのか??と見守っていると、ブランコで培ったのぼり方で挑戦しはじめ、見ているこちらは、正直はらはらドキドキ。大人目線では、どう考えてもそののぼり方では、できないだろうと思いながらも、言葉をかけるのをぐっとこらえていると、子どもたち自身も気づきはじめ、どうすれば??と身体と頭を使って挑戦し続け、編み出したのぼり方が、足をひろげて・・・・でした。なんとも、凄い!!そして、第一人者から口伝え、もしくは必死に観察してまねる・・・と、今では、それが当たり前になりつつあります。

チャレンジできるあそび場を作ったことで、子どもたちの思ってもみなかった動きや何日もかけて、ひたすら挑戦し続ける姿に出あえ、本当によかったと思っています。大人がこれは無理!って決めるのはおかしい。と気づかされたことはとても大きく、教職員の中でも、子ども像が変わってきているうように感じます。

できないからやりたくない!失敗するからやめとく!!負けるの嫌やからやらない!!

お子さまから、こんな言葉を聞いたことありませんか?

これでは、スタートラインにもたてないことになりますよね。

この言葉を発する原因は、「できる・できない」ことに縛られてしまっているのだと思います。

幼稚園は、失敗したっていい!!負けたっていい!!できなくたっていい!!という場所でありたいと考えます。

 今の子どもたちは「失敗」を経験することが少なくなっています。親が良かれと思って失敗させないように、先回りして準備してしまうからです。

 幼児期には、失敗の経験もどんどん積ませてあげることが大切です。失敗したことを咎めるのではなく、チャレンジしたことを評価してあげてください。「頑張っていれば、必ずできるようになるよ」と励まし続けます。

失敗したり試練に直面したりしたときこそ、大きな学びのチャンスです!!

どうすれば成功できるか、このピンチを切り抜けるにはどうしたらいいか、子どもたちは自ら考え工夫するようになります。この絶好の機会を大人が取り上げてしまうことのないようにしたいものです。そうして自身の力で壁を乗り越えたときの「達成感」は、人生において大切な財産となるはずです。

幼児期は人生の基礎を築く時期です。失敗を含めて多様な経験をさせてあげたいですね。

そんな、チャレンジ精神が培える園庭!

引き続き、子どもと共に、進化し続けていきます!!