昨日(18日)の午後、職員研修会を行いました。
かいじゅう公園プロジェクトでお世話になっている「おおぞら教育研究所」の木村先生をお招きし、先日完成した築山の今とこれからについての研修会でした。
運動会を終え築山での遊びが本格的に始まった中で、子どもたちが築山で遊ぶ動画を見て情報を共有したり「築山が出来て良かったこと」「困っていること」を2人1組で話合い、意見交換をしました。
良かったことでは、やはり子ども自身が今の自分で登れる場所であったり、ここを登りたい!とずり落ちて汚れても、夢中で挑戦する姿が見られたことや、土の感触や芝、トンネルの中はひんやりするね、声が響くねなどの五感を使っているのが分かる。や遊びの選択肢が増え、動線が拡がった。また、子どもたちから「あの上でご飯とか食べたいな!!」など今後どんな風に遊びが展開していくのか楽しみ。自分たちで作ったということを嬉しそうに話していて愛着があるのを感じる。など様々な話がでました。
一方、困った点では、学年での食いつきに差があるのでは?との話になりました。その話から木村先生より3歳・4歳特に4歳はチャレンジ精神に溢れる学年であると5歳は保身的で出来ないと諦める傾向にあるなどの話もいただきました。また、築山に登った先に何かがあったりすればもっと発展していくのでは、ダイナミックに遊んでほしいけど・・・。などの声があがりました。
今までどちらかと言えば、先生が先回りをして危険を回避できるよう「これは危ないからダメ。」などの声かけが多かったように思います。先生たちの思いは「朝来た時の状態で、家に帰ってもらうこと。いわゆる、怪我なく無事に家に帰ってほしい。」気持ちが一番なのです。
ですが、コロナを機に思うことは、やはり何が起こるかわからないこの世の中で、小学校に行けば、子どもたちは大人の関与は全くなくなり、自分たちで判断し行動することになります。幼稚園のうちから、自分で判断する。これは今の自分には怖いからできない。危ないからやめとく。挑戦してみたい。などの思いを取得していってほしいと思います。自分の身体を自分で知ることは大事です。幼稚園の中で多少の怪我をすることは、次はこうしようなどと学んでいくきっかけになると思います。「危険の察知・回避できる力・管理能力」など、大人は今までの経験でできますが、子どもたちは小さい今から、どれだけそのような経験・体験を重ねるかで変わってきます。
園庭改造のプロ・今回の作業で全面バックアップしてくださった施行のプロのY様の会社、そして保護者のみなさま&子どもたちのお力があってできた築山。今後もともに成長し続けたいと思っています。
参観日の際は、緑の育ち具合や子どもたちが遊ぶ様子を見ていただけたらと思います。