園長だより「２学期の終業式を迎えて」

本日の終業式を迎えられ、今は安堵の気持ちでいっぱいです。保護者のみなさまのご協力があってこそ・・・本当にありがとうございました。長かったようでアッという間に過ぎた２学期でした。特に「第３波・・・」の報道から日に日に感染者・重症者が増し、近くの保育園や学校等でもクラス閉鎖、休校や休園、また県や市からは今まで以上に注意喚起するようにとの公文書が届き落ち着かない日々が続いていました。

そんな中ではありましたが、子どもたちはその時期でしか味わえない体験をしながら様々なことを吸収し笑顔いっぱいに過ごしてきました。

その中でも、「幼稚園=集団生活としての役割を果たす場所」として、人と人の関わりの大切さをこの２学期は改めて感じる機会となったことと思います。

「運動会」や「お店屋さんごっこ」「おあつまり」など、どの場面も自分の周りにはお兄さん、お姉さんもしくはちいさなお友だちがいました。

憧れたり、お世話をしたり、助け合ったり、見守ったり、張りきったりと様々な感情が芽生え、心の成長につながったことと思います。

もちろん、良いことばかりでなく友だちとうまくいかずケンカをして、手が出たり、ひどいことを言ったりすることもあったと思います。

でも、それは決して１人ではうまれない感情であり、友だちがいるからこそうまれる感情だと思います。それも、大切な経験。家族以外の人とのコミュニケーション能力を自分なりに身に着けていく大事な時期でもあります。

「親孝行の日」や「感謝祭」と、周りの方々に感謝をすることを取り上げた行事を経験することにより、人と人とのつながりの大切さ、自分たちが様々な人に支えられ助けられて今があるということを心に留め、これからも過ごしていってほしいと思います。

今年の冬休みは、出かけることもあまりないかと思いますが、こんな時期だからこそ家族の温かさや大切さを大事に過ごしてほしいと思います。今できる楽しみや喜びを見つけ希望をもって新年を迎えたいと思います。

どうぞ、お身体には気をつけて年末年始をお過ごしくだい。

年明けに笑顔いっぱいの子どもたちに会えるのを、楽しみにしています♡

　　園長　　大冨　亜紀