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ケンカ!いじわる! 2月18日

 今日は2月生まれ誕生日会でした。「1月の誕生日会のお話を覚えていますか」「???」あっれー?不安になっていると前方に座っている年少さんが「いのちを大切にするお話し」と言ってくれました。「そうそう靴や帽子や本にも命があるよ。大切に扱おうね。」ということでした。これで復習はおわり。
さて、今月のお話です。「ケンカをしたことがありますか?」結構たくさん手が挙がりました。「友だちにいじわるをしたことがありますか?」これには少し手が挙がりました。正直で良いですね。「では逆に、友だちにいじわるをされたことがありますか?」ババババッとたくさん手が挙がります。不思議ですねぇ。これはひょっとすると、自分はいじわるのつもりじゃないけれど、友だちは「いじわるされた」と感じたってことかな。自分の知らない間に、友だちを傷つけてるんじゃないかな。先生も悲しくなることがあります。『先生、だいすきー』と言いながら、足でバーンと蹴られるのです。なぜ『だいすき』なのにバーン???。大好きというのはウソで、本当は嫌われているのかなと思っちゃいます。
それじゃあ、『だいすき』を相手に伝えるにはどうしたら良いと思いますか?みんな二人一組になって横の友だちの方に体を向けよう。お互いに右手を出して、目を見んがら握手してみましょう。もっと『だいすき』を伝える方法ってあるかな?そうだ!ハグしよう!先生同士で見本をやって見せました。ぎゅぎゅぎゅー!あっこれはお父さんお母さんにしてもらったら一番うれしい“ぎゅーっ”と同じでしたね。みんな、きゃっきゃっと言いながらハグしあいました。
新聞に「宮城県金華山島のニホンザルがケンカの後などに、正面から抱き合って緊張をほぐす行動をとる」という記事が載っていました。屋久島は横からハグだそうです。ケンカしてしまった後、「ごめんなさい。仲直りしよう。」というのも大事だし、ケンカになる前に『本当に大好きなんだ。』ということを態度で伝えられたらもっといいですね。
この後、先生の手作り大型紙芝居がありました。題は『トラネコとクロネコ』宮西達也さんの作品です。私と先生とで事前打ち合わせなしだったのですが、テーマがぴったり同じでした。本当は仲良しのトラネコの“たま”とクロネコの“ブルース”がひょんなことから意地を張り合います。あれもこれも相手のことを悪く言います。最後は駆けっこの競争です。だけど本当は仲良しです。転んでけがをしたトラネコを見捨てる訳にはいきません。クロネコはトラネコをおんぶして森の中を早く帰ろうと急ぎます。『さっきはごめんね。本当はきみのこと大好きだよ』ふたりのまえを さわやかなかぜが そっと とおりすぎていきました。
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