秋の匂い
秋晴れの続く季節になりました。この頃になると町のあちこちであの匂いがしてきます。『きんもくせい』の匂いは少年時代の庭遊びの記憶と結びついており、毎週末に親父としたキャッチボールが自然に目に浮かんできます。『おしろいばな』の匂いは近づかないと分かりませんが、花の後にできた黒い種をつぶした時の中身の白さとともに子ども時代を思い出させてくれます。
子どもは匂いに敏感です。私のスーツに「お父さんの匂いと一緒だあ。」という子もいます。「先生、さっきコーヒーを飲んだでしょう。」とすぐに分かってしまします。高い青空の下を吹き渡る風にはどんな匂いを感じているでしょう?今度、聞いてみたいと思います。嗅覚はきわめて動物的なものなので、子どもは大人よりも敏感に感じ取る力があるのでしょう。
気持ちのいい香りもあれば危険な臭いもあります。夏の土砂災害でも発生の少し前に嫌な臭いがして逃げた人の話が出ていました。今度の山の災害でも何か異常な臭いの変化などもあったのではないでしょうか。五感を磨くためには『自然との共生』が不可欠であるように思います。人間もまた自然の一部ですから、体や頭のなかのワイルドな力を失わないように、またできるだけ引き出していくようにしたいものです。
ということで、運動会、遠足、芋ほり、作品展と続く2学期の保育を大事に進めて参りましょう。お家でもいろいろと自然と触れ合う体験の機会をお考えください。
キンモクセイのいい匂い(^'^) ひっつきむしで名札ができた!
土だんご、まんまるでとてもキレイ♪ カートにみんなで畑をつくりました(^.^)
うんてい、最後まで行けるかな? 手のひらはガンバリ豆がいっぱい!(^^)!
川の飛び石も、上手に渡れるよ! みんなでドッチボール、当たらないように・・