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2010年06月29日

梅雨

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梅雨時の代表的な花であるアジサイが今、満開の時期を迎えています。園内のあちらこちらのアジサイも青や薄紫の花を咲かせていますが、この梅雨時の親子登降園には、レインブーツを履いた様々なパラソルの花も咲きます。そこで、『梅雨』について少し調べてみました。
 梅雨の語源としては、中国から「梅雨(ばいう)」として伝わり、江戸時代頃より「つゆ」と呼ばれるようになったようです。夏至(6月22日ごろ)を中心として前後それぞれ約20日ずつの雨期の梅雨は、朝鮮南部・中国長江下流域から、北海道を除く日本列島に見られる極東アジア特有のものです。ウメの実の熟する頃の雨期なので「梅雨」と書きますが、カビ(黴)の生える頃の雨期でもあるので、「黴雨(ばいう)」とも書かれました。また、梅雨は、旧暦では五月(さつき)頃にあたるので「五月雨」と書いて「さみだれ」、麦の実る頃であることから「麦雨(ばくう)」とも呼びます。
梅雨末期の集中豪雨はさまざまな水害をもたらすことがありますが、梅雨全体としての雨量は冬の日本海側の雪とともに、日本の大切な水資源となっています。(この期間の降水量は年降水量のほぼ3分の1に達します。)
このように6・7月の梅雨時の日本列島は、高温多湿の条件下での生活となり、この面を強調して日本の文化を【湿度文化】と位置づける文化論もあります。例えば、奈良時代に建立された正倉院の校倉造も日本的風土から生み出されたものでしょうし、この時期に発生しやすい黴(カビ)を日本の食生活の基本となる味噌、しょうゆ、酒、納豆などをつくりだす重要な媒体物として利用するのは日本人の生活の智恵だと考えられます。このように【梅雨】は、日本的風土の醸成・日本人の精神生活の根源と深く関わる自然現象とも言うことが出来るでしょう。

2010年06月28日

はばタン 来る!

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兵庫県の公式マスコットの『はばタン』が今日、来園して園児たちとふれあいました。ご承知のように「はばタン」は、2003年の「のじぎく国体・のじぎく兵庫国体」の大会マスコットです。大会終了後も兵庫県のマスコットとして存続し県政PRに活躍する一方、幼稚園を初めとした各園・学校を訪問し“はばタンのイベント”を行い子どもたちに親しまれています。5年前(今、小学校3年生の園児たちが年少さんの時)に本園に訪れたときにも大歓迎だったようです。今日は、園庭・ホールを使用して“はばタン体操・はばタン写真会・はばタンダンス・がちゃぴん体操・はばタンクイズ”などをして約1時間の全体イベントを終えました。最後にふれあいコーナーとして、一人ひとりの園児たちがはばタンにタッチ・握手してはばタンと別れました。今日のイベントのスナップ写真は、近々エントランスホール等に展示したいと思います。


2010年06月25日

「絵画教室」と「ひまわり保育」

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絵画教室                      絵本の部屋に集合
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本園は、年長・年中さんの希望園児を対象に、課外教室で週2回の『体操教室』と週1回の『絵画教室』を行っています。(年少さんには、まず園に慣れて貰うことを主旨に課外教室への参加はご遠慮いただいています。)今日は、絵画教室が幼稚園ホールで開かれました。ご指導の先生・アシスタントの方総勢6名で丁寧にご指導されていました。この後、ひまわり保育(預かり保育)にも参加して17:15まで園で過ごす課外教室参加園児も多くいます。私が様子を見に行った時には、保育室の中での自由遊びと廊下での“大縄飛び”が行われていました。

2010年06月24日

太巻きすし弁当

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太巻すし弁当                    年少
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 年中                          年長
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 幼年消防クラブ

本園は、月・木は給食、火・金はお弁当の昼食体制をとっています。園に給食制度を導入するにあたり、学園の教育目標である【教育は共育である】理念に基づき、《週2回の弁当、週2回の給食》のシステムとしました。給食納入業者は、宝塚市内の「岡本食品」にお願いしています。今日の給食は『太巻すし弁当』で温かいすまし汁も付きました。園児たちに食後感を尋ねると“おすしが美味しかった、トマトがプチュプチュして美味しかった、すまし汁がトロトロして美味しかった”等々、感想表現は幼いですが確かに今日の給食は美味しかったようです。
 また、今日は年長さん対象に、第2回「幼年消防クラブ」が開かれました。

2010年06月23日

年少さんの“スイカ作り”

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 7月7日の七夕にあわせて、本園では『七夕まつり』をします。今、各学年ではそのための“七夕かざり”を製作中です。七夕かざりは4種類つくり、そのうち3種類のかざりは家に持ち帰り、笹(園から小さな笹を持って帰る)に吊して貰うことになります。残りの1個は、『七夕まつり』当日、幼稚園ホール内に飾られる大きな笹に取り付けることになります。今日は、年少さんが“スイカ作り”をしました。

2010年06月22日

さぁー、プール・水遊びだ!!

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年少                        水遊び
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  年長                        プール

今日は、園児たちが心待ちにしていた“プール・水遊び”解禁の日です。「気温が25度、水温が23度以上」を入水条件としていますので、朝からの今日の天候は微妙(今朝8:30現在 気温24度、水温24度)でした。園児たちは朝から“やきもき”していましたが、10:30過ぎには天候も回復し、気温・水温が入水条件を上回りましたので、年少さんは「水遊び」、年長さんは「プール」の保育を実施することにしました。
 園児たちは、今年最初のプール・水遊びに叫声を挙げ、“はしゃぎ”回っていました。

2010年06月21日

わくわく土曜幼稚園

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玄関                      ロビーで体操
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 保育室で自由遊び             親子製作
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 ホールでサーキット             園庭で自由遊び

先日の土曜日、未就園児たちに園舎・園庭を開放して「わくわく土曜幼稚園」を開催しました。
 幼稚園ホールにサーキット、エントランスホールに体操・紙芝居・ふれあい、いくつかの保育室に自由遊び・シール遊び・スタンピング・15分程度の親子製作、園庭にアスレチック・各遊具を利用した自由遊びなどを設定しました。
 当日は、たくさんの親子連れの方々が来園され、歓声を挙げながら遊んだり、ゲームに参加したり、作品製作を楽しんだりされていました。
 園目標として“地域と共に歩む”ことを掲げている本園としましては、たくさんの方々が楽しくひとときを過ごしていただいたことに感謝いたしております。
 どうも、有り難うございました。

2010年06月18日

朝の風景

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   年長
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   年中
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    年少

2010年06月17日

年中さんの茶道

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                            並べられたくつ
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                           お茶
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 ヨガ教室
今日、年中さんの茶道教室が開かれました。年中さんへの茶道師範は、時間管理も含めてなかなか大変なことがありますが、指導して下さっている先生は「年長さんとは大部開きがありますが、一年後が楽しみです。園児の吸収力の速さには驚かされます。」と指導感をのべられていました。園児たちに質問しますと、「お菓子(今日のお菓子は“せせらぎ”です)が美味しかった・・・・」の答えが返ってきました。
 “茶道”を“こころを育てる”カリキュラムとして位置づけ、大事に育てていきたいと思います。
 今日は、また一方で、PTA教養委員会主催の第2回教養学級が『 ボディメイキングヨガ ハーブローションを使ったセルフケア 』と題して幼稚園ホールで開催されました。

2010年06月16日

6月の誕生会

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本日、「6月の誕生会」が開かれました。会は、園児全員で元気に「朝のうた」を歌い、朝の“ご挨拶”( 先生 おはようございます。  みなさん おはようございます。 )から始まりました。今月の誕生園児は、年少 9名 年中 9名 年長 9名 計 27名でした。今月のプレゼントは、「園児からの歌」( 年少 かたつむり、年中 くじらの時計、年長 にじ )と「お花」(今月は キャッツテール)、「先生のお話し」( なかよしかたつむり )でした。園児のそれぞれの誕生月は、各保育室の壁面に4月から翌3月までの一覧で飾られています。
 なごやかな時間がホール内に流れた“ひととき”でした。

2010年06月15日

「保育参観」と「親子体力測定」

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 保育参観プレゼント              ガチャピン体操
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  玉入れ                      片足立ち
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  立ち幅跳び                   20m走
晴天に恵まれた12日(土)、全学年で保育参観と親子体力測定が行われました。朝9時に保育室に集合した園児・保護者の方々は、まず広い園庭で親子の「外遊び」をし、その後、保育室で前もって園児たちが作っていた手作りプレゼントが保護者一人ひとりに渡されました。各保育室からは、園児たちの日頃の保護者への感謝を込めた様々な手作りプレゼント品であることもあって、喜びの拍手と笑い声が巻き起こっていました。引き続いて、幼稚園ホール・保育室・園庭を利用して親子体力測定が実施されました。ガチャピン体操で準備体操をした後、紅白の玉入れを挟んで子どもは「片足立ち・立ち幅跳・20m走」、保護者は「片足立ち・立ち幅跳」を測定して各自で記録用紙に記入し、降園時に提出していただきました。この用紙は後日、教員が集計して各園児に手渡したいと思います。
 半日のカリキュラムでしたが、園を利用しての家族の楽しい“ひととき”を過ごしていただいたと思っています。
 今後とも、園児を真ん中に家庭と園・教員が共に集って子どもの成長を見守っていきたいと考えます。

2010年06月11日

PTA委員さん、奮闘中

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  会員委員会                     年少 学級・厚生委員会
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  本部役員室
今、PTAの各種委員さんは、7月3日(土)にPTA主催で開催される「幼稚園バザー」に向けて奮闘中です。各委員さんは、日程・時間を調整して本部役員室・幼稚園ホール・エントランス横会議室・絵本の部屋・告天舎などを利用し活動しています。また、その一方で、年間通じての委員会活動(例えば、会員委員会は現在園雑誌「こひばり」編集中)もありますので、園児とともに登園し園児とともに降園するPTA委員の皆さんの姿を拝見することが間々あります。雲雀丘学園のPTA活動には、創立間もない頃の“PTA立雲雀丘学園”の面影が今なお色濃く残っていることを感じさせられます。各委員のみなさま、大変ですが宜しくお願いします。

2010年06月10日

特色保育「おあつまり」

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本園の基本的保育形態は、同年齢・各クラス横割り保育であり、設定保育です。ところで、数年前までの園児たちの降園方法は、園児全員の集団降園(地域別に電車または徒歩で)となっていましたので、その場が自然と異年齢児と交流する機会になっていました。しかし、近年の社会・時代状況の変化に合わせて降園方法を見直した結果、一人っ子家庭の在園児も多い本園にあって異年齢と関わる機会が希薄となってきている現状がありました。
 そこで、園では行事毎に異年齢児が関わるだけでなく、少なくとも月1回、年間を通して「異年齢児保育」の場を保育設定する【特色ある】保育カリキュラムを編成しました。そして、この異年齢交流の場は子どもたちに馴染みやすいよう「おあつまり(縦割り活動)」と名付けて現在、実践しています。 
この6月には「お店やさんごっこ」・「お集まり②(整列、体操、行進、玉入れを楽しもう)」の保育を行いました。
 私たちは、「おあつまり」や園行事、集団降園など、人との関わる場を広げ深めるなかで、「こころ」の育ちを大切にする園でありたいと思っています。

2010年06月09日

研修中

今日は、宝塚市私立幼稚園連合会(略称 宝私幼連)主催の研修会が、市内の「教育総合センター」で開かれます。雲雀丘学園幼稚園は、園長以下全教員が研修会に出席します。他園の保育成果の発表を聴いたり、他園と情報交換を計ったりして保育の質的向上を図りたいと思います。
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 発表                        分科会

2010年06月08日

待ちに待った“お店やさんごっこ“

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年長
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年中
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年少
年少・年中さんを購買者に見立て、2週間がかりで年長さんが販売商品を製作しました。そして、その製作品を販売するために、今日エントランスホールと幼稚園ホールをバザールにして(8種類のオモチャ、6種類のお弁当・パン・洋食、3種類のデザートの商品を並べました。)“お店屋さんごっこ”をしました。 
本園のお店屋さんごっこは、PTAのバザー活動に由縁します。地域住民が創立した経緯の園であることから、PTAは学園創立時から学園教育の側面支援として、バザー活動を実施していました。当時、バザー開催場の一角に園児たちが遊べるコーナーとしての“魚釣りなどのお遊びコーナー”がありました。それをヒントに森永園長時代に「バザー」が教育課程上に単元化され、“バザーごっこ”として始まりました。それを更に園全体を経済圏として位置づけた“お店屋さんごっこ”として単元化するとともに、造形保育から社会生活へと展開していく総合保育の視点で再構成しました。この“ごっこ”は、年少・年中さんは財布・お金(疑似貨幣)を製作し、それを用いて事前に商品製作した年長さんから商品チケッをト購入(その時、年長さんの商品説明あり)しておきます。当日、バザール(ホール)で年長さんの“いらっしゃい・いらっしゃいませ”のかけ声の中で、年少・年中さんは“これください”とチケット購入し、“ありがとうございました”でこの“ごっこ”は終了します。園児たちはいずれ“経済生活者”として生きていきます。その時の疑似体験をこのカリキュラムで体験するのです。販売品・購入財貨等の製作(造形)=生産活動、商品並べから販売=流通から販売活動、消費者として商品の購入、消費者として消費など概略的な生産活動・商行為・消費活動などの経済活動を体験するのです。まさに“遊び”から学ぶ典型的ななカリキュラムと言えるでしょう。
きょうの体験を糧に、賢い“経済生活者”として育って欲しいものです。

2010年06月07日

歯の日

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6月4日から6月10日までの1週間は「歯の衛生週間」です。そこで、本園ではこの週間を利用して園児たちに歯磨き指導をしています。先週の4日(金)、園児たちはホールに歯ブラシ持参で集合しました。まず「歯に関する劇」を見て、その後歯磨き練習、歯磨きの歌を歌って終わりました。この6月4日は、かっての「虫歯予防デー」ですが、その発祥・発端は、1925年(大正14)当時の東京・墨田区本所歯科会によって行われた「優良歯牙所持者表彰」だそうです。(歯磨きの老舗・ライオン歯磨きが墨田区にあった関係からのようです。)ちなみに全国的に虫歯予防デーとなるのは1928年(昭和3)の6月4日からで、歯の衛生週間となったのは1958年(昭和33)からです。
 劇のなかで虫歯になった子どもの虫歯は“どうしたら治るかな?”の問いかけに対して、ホール内の園児たちが何人も“歯医者さん、歯医者さん”と叫んでいました。“磨いていますか?”の問いかけにも大きな声の“ハーイ!!”がホール内に響きました。
 園児たちは、この日学んだことを生かし、健康な歯を目指して貰いたいものです。

2010年06月03日

年少組 「サントレ」教育始まる。

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昨日から、年少4クラスでサントレ教育が始まりました。指導案に従って担任が、1、DVD瞑想→ 2,DVD通し読み→ 3,DVD漢字カード→ 4,提出漢字カード6枚と授業を進めていきました。授業導入部の瞑想の時は、イスに姿勢正しく座るように担任から指導を受けたこともあって美しい音楽の音色を聞きながら、園児たちは背筋を伸ばして座っていました。年少の6月の絵本は「ズイズイズッコロ橋」ですが、テレビ画面に映し出される絵本の話を園児たちは静かに聞いていました。約20分の授業で、第1回目ということもあるのかもしれませんが、いうことを割り引いても、最後まで園児たちの集中が切れることなく園児のほとんどが授業に参加していたと思います。
サントレは、日本の文化、日本人としての情緒を備えた情(心)を育てることを目的としたものと説明されています。漢字仮名混じり文を使いますが、漢字を教えることが目的ではなく、あくまでも言葉の教育・「躾」の教育の一環と考えられると説明されています。
これで、本園としては年少・年中・年長の園児全員が揃って「サントレ」の保育を展開することになりました。自由遊び・本園の行事を含めたカリキュラムなどとの兼ね合い等々、今後もさらに検討を重ね、本園園児に見合ったサントレ教育を追求したいと思います。


2010年06月02日

イモ苗植え

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年少
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年中
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年長
怪獣公園の一角にある学習農園に校務員さんの協力をえて、園児全員で「イモ苗」を植えました。
イモ苗植え→水やり→観察→雑草抜き→収穫→“おいもパーティー(11月)”
幼稚園における環境教育教材です。

2010年06月01日

衣替え

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今日から園児全員が夏服に衣替え(更衣)して登園しました。衣替えは、四季の変化がはっきりしているわが国の風土に合った特有の慣習です。平安時代から宮中に伝わる年中行事で、貴族が行っていました。当時は中国の風習に倣って4月1日および10月1日に夏服と冬服に着替えると定め、これを「更衣」と呼んでいました。
その後、鎌倉期から江戸期の歴史的経過を経て明治時代になり、政府が洋服を役人・軍人・警察官の制服に定め、夏服と冬服の衣替えの時期も制定しました。また、1873年(明治6)1月1日より太陽暦が採用されたことにより、太陽暦6月1日~9月30日が夏服、10月1日から5月31日が冬服と定められました。やがて、これが学生服にもおよび、一般の人々にも定着したと考えられます。
空調がきいた現代にあって、1日の流れは意識しても季節の移ろいを身近に感じることが少なくなりました。しかし、毎日を丁寧に過ごせば過ごすほど季節の変化を感じ、自然の恵みに感謝する気持ちがわいてきます。ともすれば惰性に陥りそうな日々をリセットしてくれる年中行事を、私たちはもっともっと大事にしたいものです。