園での生活を見てみよう!

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エベレスト登頂に導いた夢の力

先週土曜日、学園PTA主催の講演会が学園講堂にて開催されました。ご講演くださいましたのは三浦雄一郎氏、900席が満席の大盛況でした。三浦氏は3度のエベレスト登頂、それも70歳・75歳・80歳と7カ月、最高齢での登頂記録を作ってこられました。若いころから冒険スキーヤーとして富士山やエベレスト、南極最高峰からのスキー直滑降に挑戦し世界をびっくりさせてきましたが、60歳前後で「やることはやった」という達成感?目標喪失?に陥ったそうです。あっという間に超メタボとなり、医者から「余命数年」と言われたほどだったとのこと。このまま終わって良いのかとお考えになったのだろうと思いますが、ここからがすごかったのです。早寝早起き朝ごはん、ラジオ体操やウォーキングなど普通の健康法は当然のこと(消極的健康法)として、自分で考えた“積極的健康法”に取り組まれたそうです。それは片足5㎏・10㎏の重りをつけて日常生活を始める事でした。背中には10㎏20㎏の荷物です。すり減りほとんどなくなっていた半月板も復活したそうです。そのような他人から見れば荒唐無稽ともいえる過酷なトレーニングを寧ろ楽しむ気持ちでされたのだろうと想像しました。「もう一度、あのエベレストのてっぺんに立ってやろう!」という夢を諦めず、高い夢を追い続ける三浦氏にとって、自分なりの考えで工夫し計画を立ててトレーニングを積むことは苦痛と言うよりむしろ快楽ではなかったでしょうか。
私たちの夢は何でしょうか?周りの人が止めろと言っても止まらないほどのパッションをもって挑戦することは何でしょうか?よく「課題」という言葉を使いますが、この言葉には何かやらされ仕事的な臭いがします。自分の意志で、自分の選んだ道で、好きなこととして研究し工夫していく、ちょっとやそっとの失敗に挫けない、それが本ものの仕事なんだと感動しました。学校や幼稚園の経営ということでも同じじゃないか。自分が「こうしたい!」というパッションこそ最も大事なものなのだと痛感しました。