消防署見学(園児の力)5月30日
今日は年長組の園外保育です。幼年消防クラブの一員として宝塚市東消防署の見学に行ってきました。大型・中型ポンプ車・搬送車・救急車などの説明を聞き、車両の中に入らせて貰ったりしながら、消防士さんの仕事や火事の危険について学んできました。途中「火災発生」の放送が流れ、一瞬「緊急出動か!」の緊張した空気も流れ、現場・現物に触れたことはとても良い経験になりました。子どもたちは1時間15分ほど消防署で過ごしましたが、気温も高いなか最後までダレたりせずに、しっかり頑張っていました。
実は往復の“足”も大変なのです。園バスがないので全行程が徒歩です。人も、自転車も、車も多い道を2列の手つなぎで歩いて行くのは、僅か300メートルくらいの距離でも一苦労です。信号のある大きな交差点も二つ渡りました。一駅ですが阪急電車にも乗ります。階段・プラットホームでも、電車の車内でも、阪急電車さんや他のお客様に迷惑をお掛けしないようにマナー良く行動できました。
子どもたちは相当疲れたはずですが、昼食場所の公園までの道を、みんなで「がんばれ!がんばろう!」と声を掛け合って行きました。シートのない子には「一緒に使おう」と声をかけ、お茶をこぼしてしまった子には「私のタオルを使って」「ティッシュを持っているからこれで拭こう」という、本当に友だち思いのやさしさを見せてくれました。疲れてくるといざこざも起きてきます。押し合いへし合い、ちょっとした言葉の応酬でメソメソ泣きも。だけどこういう困難を乗り越えてこそ、本当の力がついていきます。夏にはお泊り保育に出かけます。温かく見守って参りましょう。
東消防署の皆さま方、大変お忙しい中、またいつ何時出動命令が発せられるかもわからない中、子どもたちのたくさん挙がる質問の手にも丁寧に対応していただき有難うございました。また途中トイレをお借りした東公民館様にもお世話になりました。工事現場の旗をもった誘導員の方からは「おはよう」「さようなら」と挨拶いただきました。また阪急電車様にも改札などでご配慮いただきました。皆様のおかげで無事に園外での有意義な保育を行うことができました。有難うございました。