“ 玉ねぎ 抜けた!!”
本園には、園敷地の一角に野菜畑があり、色々な作物を栽培しています。5月の初旬には、園児がサヤエンドウを収穫し、家に持ち帰りました。先週は、1週間かけて園児全員で野菜畑から玉ねぎを収穫しました。この収穫した玉ねぎを“おいしくなあれ”と園児がおまじないをかけて園舎裏に干しました。7月の園行事であるカレーパーティーで調理して食べます。
子どもたちは、日々の生活の中でさまざまな体験を通して“心と身体”を成長させていきます。学園では各校種で『環境教育』に取り組んでいますが、幼稚園教育においても、従前の教育課程を環境教育の視点からも再構築して実践しています。野菜の栽培・観察・収穫、そしてそれを食材として「食べる」。この食べるということは、人が生きていく基本である《食べる力》を育てる「食育」へとつながっていきます。
園児たちは、自然環境で育つ食材が植物としてどのように栽培され、どのように成長するかという植物的体験を通して、自然の素晴らしさや季節感を感じ、それを食べることによって安心感や豊かさを学んでいって欲しいと思います。